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ロープウェイと私

2021-07-05

中学生の時の事件

中学生のとき、開業して間もないロープウェイのゴンドラが教室の窓から大きく揺れて止まるのが見え、授業中に大きな声が上がったことを記憶している。それから約60年が過ぎた今、そのロープウェイが私の職場となっていることに、すこし驚いている。

ロープウェイの社長に就任

8年前、「ロープウェイへ行け」と突然の命令。「1週間ください」と即答は避けたが、その薦めに従うことになった。株主総会を経て代表取締役につくことになった。取締役が11人監査役3人の代表となったが皆さんそれぞれ城崎の名士、大変なところに来てしまったと、悔やんだがやるしかないと居直った。

ロープウェイの働き方改革

宿泊サービスの業界から、全く違うロープウェイは、お客様を相手にするのは変わらないが予想に反して手ごわい職場となった。

しばらくはじっと見ていたのだが、まずはチッケト販売に関するオペレーションの見直しと、お客様のためにある私達の仕事の見直し、ここで働く社員の仕事内容を見直すことを社員自身で考える働き方改革「ハピネスミーテイング」、急増するインバウンドに対応するための英会話教室の継続開催をする。

城崎温泉の魅力づくり

山頂の魅力をあげようと空間デザインの検討に入り、山頂ガーデンとみはらしテラスカフェのオープン、大師山千本桜プロジェクトは環境省の厳しい規制の中で、地元にある山桜の種を拾い畑で育て苗を植樹、現在100本が完了した。今後の継続をどうするかの判断をしなければなりません。

順調にすすんでいた2020年、中国武漢市で始まった新型コロナウィルスの世界的な拡散により、日本全体にまん延、非常事態宣言が発出され城崎もゴーストタウンのよう、我社も休業を余儀なくされた。

新たな人材が来た

そんな頃、但馬在住のフランス人(マーケティングを専門)、また関電から(総務人事を専門)出向の人材がロープウェイに加わった。思いつくままに進めてきた会社の運営に、組織の立て直しと営業戦略の両輪が、私の手元に届けられた。先行きが不透明なこのときに千.万の力を得た思いであり、これで自身の任期を全うできると確信している。

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2021-02-08
山頂駅の展望台

展望台 One of the key and unique attraction at the Ropeway is the viewing platform (展望台) that is located at the m […]

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2021-03-27
大師山「千本桜」を目指して

城崎温泉を千三百年守ってきた温泉寺をその中腹に持つ大師山。 この山を千本の桜で埋め尽くし、城崎温泉の新たな名所にしたい。 一の湯(王橋)の正面に満開の桜で埋め尽くされた大師山とその中を走る城崎温泉ロープウェイを思い浮かべ […]

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2021-03-14
城崎温泉ロープウェイの始まり

太田垣士郎と城崎温泉     明治27年(1894年)城崎町の町医者の長男として生まれた。京都帝大経済学部を卒業後、日本信託銀行を経て阪急電鉄に入社。ここで創業者小林一三の影響を受け、経営者としての基礎を形作る。阪急電鉄 […]

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